08月10日(日)   東京都


先日、>>1さんが近所の川で「オヤニラミ」を採ってきた。
その話しを聞いて私もビックリしたのだが、どうやら本当らしい・・・
しかし、なぜに「オヤニラミ」が関東の川に?

簡単に「オヤニラミ」を説明いたします。
しかし、にわか仕込みなもので・・・ご勘弁を!

オヤニラミ

スズキ科ケツギョ属に属する淡水魚
体長は13cm程の小型魚
大きな特長としてはエラブタ後方に本物の目よりも少し大きな眼状紋があります。
これは本物の目の攻撃を避ける為・・・などと言われてますが・・・
地方名で「ヨツメ」などとも呼ばれているようです。

自然分布は関西の淀川、由良川以西の本州、四国と九州の一部とされています。
徳島、島根、では天然記念物にも指定されているようです。


>>1さんの話しを聞いてから私も是非、自分の目で確認してみたいと思い
今回、>>1さんにお願いしてそのポイントに案内してもらいました。

私も熱帯魚屋などでその魚体は幾度と無く見ているのですが
自然の川でまさか自分が採集出来るとは・・・夢にも思いませんでした。

そしてなによりこの魚は一度でいいから飼育してみたい!とも思っていた魚なんです!

   こんな場所・・・

早速、現地に着いてすぐさま身支度を整え水に入って行きました。
さすがのこのくそ暑い真夏でも素足で入るには抵抗があったので(ヒルとかいるし・・・)
ウェーダーを履き、手には三角網を持っての採集開始

   小さな沼地といったところでしょうか

採れるかなぁ?
という疑問もあったのですが
一網目から採れちゃいました(^^;)
かなり濃いとみた!

   2cm程ですけどね!

前回、>>1さんが採集したのもこのサイズらしい・・・
今回は成魚を狙いましょう!
と、>>1さん

   今度は3匹一緒!

底の泥に足を取られながらも狭い沼地をあちこちと歩き回り・・・
「おおっ!!今度はデカイっ!!!」

   3.5cm位ですけど・・・うれちー!

よし!もっとデカイの採ってやるぅ!!!

   おまえ・・・いらん(T_T)

ばしゃばしゃばしゃ・・・

がさごそがさごそ・・・

ふぅ〜〜〜

歳だな・・・

でも
採れたぁ〜〜〜!!!

   間違いなくオヤニラミ成魚

やったぁ〜〜〜!

って、もう満足している自分・・・

   >>1さんは一生懸命に自宅のカメのエサ探し

その後も

   ほらね!

も一つ

   でしょ?

>>1さぁ〜ん!
オラもうじゅうぶんだよぉ〜

>>1さん:何を言っているんだ三平くん!これからが勝負だぞ! 
わたし:魚紳さん、オラもうクタクタだぁ!けぇりてぇよぉ!
>>1さん:そんなことでは一平じいさんに申し訳ない!まだまだ採るぞ!!
わたし:オラ早くけぇって愛子ねぇちゃんのゼンマイのみそ汁が飲みてぇだ・・・
>>1さん:そ、そうだな!ぢゃ、そうするか・・・ぽっ!

という会話があったかどうかは定かではないが・・・

   まだまだ!正治くんの分まで!と魚紳さん・・・

ということで一時間程度の採集で終了!
結果
成魚4匹
稚魚多数
銀ブナ稚魚、オイカワ、ザリガニ、オタマ、ミズカマキリ、等々・・・

   2人が去った後は水も真っ黒・・・(^^ゞ


最後に


今回採れた成魚は12cm程であったが、稚魚は数ミリというサイズまで採れてしまった。
本来、関東の水域には生息していない種が明らかにこの水域で繁殖しているという事である。
考えられる要因はやはり「人為的」ということだろう
バスやギルのように釣りの対象魚となるべく種ではないために
釣り人による行為ではないと思われる。
であるとすればアクアリストによる行為だろうか・・・?
なにはともあれ複雑な心境であることには違いない!
フィシュイーターの外来魚ならば腹立たしいものもあるが、地域によっては保護されている
この種がこのような場所で数多く繁殖しているのであるから・・・
でも日本の固有種だからといってどこにでも放していいってものではない!
ということは確かだろう・・・

※日本固有種のオヤニラミと中国大陸に生息する数種類のオヤニラミとの判別は私は出来ません(T_T)
もし、大陸のナントカオヤニラミだったらご免なさいm(_ _)m

   自宅の水槽にて


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