05月25日(日)   山梨県


また今年も早々と始まってしまったようである。

ああ〜・・ヤナギが見たい・・・
ヤナギに付くヒメの姿がとても見たい・・・

そもそもの始まりは、前回埼玉に行った時に
「気の早いヒメが付いてるかもよ・・・」とルッキングをしてしまったのがいけなかった。
まだ時期的に早すぎるのは百も承知の行動だったのだが
ヤナギを見て回るうちに、遊び心に火が付いてしまった。

数日後、突然発作が始まった!

見たい!

ヤナギが見たい!

ヒメが付いてなくてもいいからヤナギが見たい!

もう、誰にも止められない(^^ゞ

   そろそろどーだろう・・・

それ以後、街中を車で走っていると無意識に目はヤナギを求めて探している。
とはいっても、探しているのはシダレヤナギだったりするのだが・・・
でも見つけられた時はそれでもかなり満足していたりする(^^ゞ

   沢沿いの林道を徐々に登っていく(車でね!)

同じ症状の出ている花さんを助手席に乗せ、車は一路、山梨のとある林道へ・・・

現地へ向かう車中で・・・

かぶ
「いますかねぇ〜?」
花さん
「どうですかね〜?せめてアカアシでもいいからいてくれれば・・・」
かぶ
「ですよねぇ!アカアシでもいいですよね!」
花さん
「とにかくヤナギに付くクワの姿が見たいですよ!」
かぶ
「でもボウズ覚悟の採集ですね!これって・・・」
花さん
「そうですね・・・さびしいですね・・・」
かぶ
「最後は割っちゃいます?」
花さん
「そうしましょう!」

2人とも斧はちゃんと持参している・・・
(まだ材割りするんかい!この2人は・・・)

   ヤナギは結構あるぞ!

私には好みのヤナギがある!
しかも結構うるさい・・・
そしてその好みのヤナギのとある部分にヒメが付いていて欲しい!
そしてバックの空は必ず快晴でなければならない!
その全てがイメージ通りにいったときに私は一言・・・
「にやり・・・」←一言ぢゃねーじゃん!笑っただけぢゃん!

   他の虫も出てきてる(ニホンベニコメツキというらしい)

しかし、そんなことはヒメからすれば全く関係のない話しであって、逆に迷惑な話でもある。
何気なく幹を歩いていたヒメが私に見つかってしまい、
「なんだよぉ〜、気分が出ないなぁ〜・・・」
と、言った所でヒメは「余計なお世話だよ!」となるに決まってる。
と、ヒメがそこまで思うかも定かではないが・・・←思わねーよっ!

   標高もそろそろいい感じ

なかなか本題に入っていかないこのパターンは・・・
そう!
私の採集記を幾つか読んでいる方なら分かるハズ!

・・・・・

   どーだ?

そしてもう一つ!
その日のうちに採集記をアップしている時は、その日はかなり満足した採集をした時。
興奮冷めやらぬうちに・・・みたいな感じなので内容も以外に真面目。
逆に今回の様に次の日のアップは・・・(T_T)
内容も「おちゃらけ」が強くなる。

以後のご参考までに・・・
若干、例外もありますが(^^ゞ

   ついてるか?

さて、本題に入りましょう!

現地に着いたのが8:00位だったでしょうか・・・
天気は曇りで、車から降りるとちょっと肌寒い。
内心「やっぱり無理だよ。いる訳ねーぢゃん・・・」
でもヤナギがあるたびに無意識に車を停めてルッキングしている2人がいる・・・(^^ゞ

   感じはいいのだが・・・

やはり標高を上げていくとヤナギの葉の付き具合も悪くなってくる。
そして更に気温も低くなってるし。
う〜ん・・・
この時期というかシーズン初めは出来るだけ標高の低い場所で
探した方が有利だと思うのは私だけだろうか・・・

   う〜ん・・・(こればっかり)

そのうち私達の行動に変化が出てきた。
無意識に各自、結論を出していたのである。
「絶対いない!」
(T_T)

   しまいにゃ車中から(^^ゞ

車中ルッキングを繰り返しているうちに林道頂上まで来てしまった。
この先はあまり良い思いをした場所が無いためにそのまま流して別な林道へと進むことにした。
すると妙な光景に出くわした。
通行止めのカンバンである。
それだけなら別に良くある光景なのだが、
私達の進行方向に対する物ではなく明らかに対向車となる車に知らせるための物であり
私達から見ればカンバンが裏返しなのである。
この林道はピストン林道ではないので一般道のどちらからでも進入出来るのだが
それなら私達の入ってきた方向にもカンバンを置いておくべきでは・・・ないだろうか・・・
早い話が堂々と通行止めの林道を走ってきてしまったのである。

後々よく考えてみるとそれらしき物が両サイドに避けられていた気もする・・・
誰かが避けてそのままにしてしまい、知らぬ私達が進入してきてしまったようだ(^^ゞ
(でも普通に走れたぞ?)

   これから入るのではなく、出たところ・・・

一般道に出て、しばらく走った所で別な林道へ期待を持って入った!
さて、ここはどーだろう・・・

   別な林道へ来てみたが

場所も変われば気分も変わる。
車中ルッキングが続いたさっきの林道とは2人共別人のようである。
ヤナギがあればしっかりと車を停めてルッキングしている。
そうそう!
やはりそういう姿勢でなければ見つかる物も見つからないよね!

   やっぱし・・・いない

持続性のない2人だった・・・

   また沢の画像・・・

無意味な写真を撮りまくるヤツや
網を手に持っていないとヒメに失礼だ!だから採れないんだ!とか言ってるヤツ・・・
段々と壊れていくいつもの2人・・・

   ついててもいいんぢゃねーの?

でもいないんだよね〜・・・

   また沢かよっっ!!

この林道もとうとう終盤まで来てしまった。
だれてる2人はいい感じで壊れている。
とその時!
2人一緒に並んでヤナギを見つめていて、私が見つけた!
「ねえねえ!花さん!あれ・・・どう思う?!」
「ええっ!どれですか?」
「ほら!あれあれ!」
「・・・?!やりましたねっ!」
「だよねぇ!!」
「かぶさん!はい!網!」
花さんが持っていた網を私に手渡した。

   きたーーーーーっっ!!!

花さんの網を借り、目一杯伸ばして、手も伸ばして・・・
届かない・・・(T_T)
つま先まで立ててみたがやはり届かない。
あと10cm位・・・
「だめだ!自分の網を取ってくるっ!」

車に向かって走っている最中に・・・


ドクン・・・


ドクン・・・


鼓動が聞こえる・・・


周りの映像がスローで進んでいる・・・


まるで映画のワンシーンのようだ・・・


ヒメか?・・・


それともアカアシだろうか?・・・


どちらでもいい!・・・


とにかくクワがヤナギに付いていた!・・・


うれしい・・・


でも・・・


ただの枝のコブだった・・・(T_T)(T_T)(T_T)

   なんでモミジが紅葉???

その後もわずかな期待を捨てずにルッキング・・・

   諦めない花さん

その時、花さんが網を伸ばして何かを採っている!

   これって・・・(18禁画像)

・・・・・

   ハルゼミだっているのに・・・

何気なく下を見ながら歩いていたらセミが落ちてた!
セミがいるんだったらクワがいてもいいぢゃん!
セミが出ている=クワもヤナギにいる
この方程式は成り立たないようだ・・・

   頼む〜〜〜っ!

結局、完全ボウズをくらってしまい
マジで材割りをすることになった(^^ゞ

ツヤハダ・・・浴びました・・・

   しまいにゃ材割り(ツヤハダ幼虫)

家に帰って花さんから連絡がありました。
「ダニが体に食い込んでましたぁ〜!!」と・・・
ヤマトマダニと言うらしい・・・
この時期は皆さんも気を付けましょう・・・(T_T)

次回をこうご期待!!
6月半ばぐらいかな?


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