03月01日(土) 某山
採集も随分と久しぶりなような気がする。
最近、土日に天気の悪い日が続き、断念を繰り返していたからだろうか・・・
だからといって今日は天気が良い訳ではなく昼過ぎからは雨との予報・・・
しかし、いてもたってもいられずに朝早くから家を飛び出した次第である。
どうせ採れない採集になるのはハナから分かっていたのだが
とりあえず採集の雰囲気だけでも味わいたい・・・そんなとこだろうか。
天気はもってくれるだろうか?
狙いは未だに答えの出ていないネブトなのだが
相変わらずいるかいないか分からない場所で自己流のネブト探しを繰り返している
はたしてどんなものだろうか・・・
とりあえず自分の中でのネブトの条件として
クヌギ、モミ、アカマツの混生している地帯に絞っているのだが・・・
一度、この自分の条件を使って多産地で採集してみたい。
どの様な答えが出るのか興味のあるところである。
当然、間違っていれば多産地でも私はネブトを出すことは出来ないだろうし
仮に合っていたとしたら今現在やっていることが間違ってなかったと一安心でき
今後の採集にも力が入るであろう。
しかし・・・
自分のしている事は順番が逆なのは百も承知である。
多産地で感触をつかんで、それを元に開拓というのが一般の筋だろう。
ともあれ、
始めてしまったからには後には引けない・・・
と、いったところだろうか。
ここは斜面がキツイ・・・(T_T)
今日、足を踏み入れた場所は私の条件に合ってなかった。
モミは多数あるもののクヌギ、アカマツが見あたらない・・・
モミ、イヌブナがメインの混生地帯だった。
唯一発見できたアカマツ立ち枯れの根元
ネブトの幼虫はアカマツのフレークに・・・と聞いたことがあるが
写真等を見るとフレークというよりまだまだ材!といった方が良いような写真をよく見る。
どっちなんだ?
掘った方がよいのか?割った方がよいのか?
結果、いつも両方やっているのだが答えは出てこない・・・
土繭を作るとも聞いてるがフレークの中なら充分考えられるが
材の中だったら普通に蛹室を作るのか?
それともノコやミヤマの様に土中へ抜け出るのだろうか?
まだまだ勉強不足のようで・・・
とりあえず掘りまくってみる
しかし、色んな知識だけを頭にいっぱい詰め込んでもあまり役に立たずに
フィールドで振り回されてしまうことが多いのはオオの時に経験した。
確かに生態についての知識は必要だと思うが、過剰になりすぎると固定観念が強くなりすぎて
応用の幅を自ら狭めてしまう事も考えられる。
頭に詰め込んだ知識通りに一発で答えが出れば問題ないのだが
出なかった時にはすぐに頭打ちになってしまい結構な苦労をするハメになる・・・。
しかし、おまえは勉強しなすぎ!!←はい、ごもっともですm(_ _)m
いっぱい出てきた抜け出た土繭
ところで、採集の方はどうなんだよ?と言われてしまいそうなので・・・
うろうろと斜面を登ったり、降りたりしていながらやっと見つけたアカマツン材。
かなりボロボロの立ち枯れで、とりあえずフレークの根部を掘ってみる。
するとカブトとは明らかに違う小さめのフンがコロコロ出てきた。
もう少し掘り進むとフレークと土との境目辺りに土繭の抜け殻が沢山・・・
以前のと凄く似ている(02.12.23採集記参照)
なんの土繭だろう?
みんな空っぽだぁ〜!
入っているのはないのかぁ〜?
土繭の正体が知りたい〜〜〜!
って!で出て来たぁ!!!
振るとコトコトと音がする。
ワクワク、ドキドキ・・・
中身入りだぁ〜
よーし!
割ってみよう・・・
でもマジでネブトだったら・・・
嬉しい・・・
違ったら・・・
(T_T)(T_T)(T_T)
が〜ん・・・・・
チョコエッグでダブリを引いたときより悲しかった・・・(T_T)
悔しいのでもう一枚
その後クロカナブンと思われる成虫のバラバラ死体が付近から見つかった
しかし、これだけのカナブンのお腹を満たす樹液が夏にはこの付近で出ているのだろう。
ひょっとしてその樹液にはネブトも・・・
前向きに考えるかぶちんでした。
何処にいるんだぁ〜・・・
予報よりも遙かに早い時間に雨が降り出し
とっとと退散いたしました。
どうやら私は雨男・・・・・
ヤバイ
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