02月02日(日)   山梨県


最近寒い日が続き、日本海側や山間部ではかなりの降雪のようである。
今年は暖冬ということだったが、先日の気象庁の発表では
暖冬は取り消されたようだが・・・

暖冬の年は雪が多いというケド・・・
取り消されたのに多い・・・
エルニーニョだか、フェーン現象だか、モンスーンだか知らないが、まったく迷惑な話である。

高山種狙いで山に行きたいのに前日まで天気予報が気になってしょうがない!
採集当日の天気が「雪」では歯が立たないからである。
というか、さすがに雪の中の採集はツライ・・・(^^ゞ

それだけならまだしも行き帰りの車の運転が心配である。
いくら四駆でも滑る時は滑るし、ハマル時はハマル!
あれはイヤですね(T_T)

とりあえず現地まで無事にたどり着けて、天気が晴れていれば積雪があっても
なんとかなるんですがね!←足はつべたくなりますけど・・・

てな、感じで前日まで気が気でない日々を過ごしました。

今回はPさん、チューさんとの3名で高山種狙いです。
あえて種の限定をせずに、高山種としたのはハッキリ言ってボウズを避けるためです(^^ゞ
ですからヒメ、アカアシ、オニ、ツヤハダ、ルリとなんでもオッケーなんです。
最近かなりボウズという言葉が身にしみるもので・・・(^^ゞ

と言う訳で現地に着いてはみたが・・・・・

豪雪地帯・・・・・

林道はツルツル・・・・・

   ホントになんとかなるのかよぉ〜!

とりあえず本日の目的地までたどり着くことは出来たのだが
天気も良く晴れているのだが

積雪に負けた(T_T)

材が雪で埋まっていて発見できない。
という次元より、それ以前の問題かもしれない。
山をなめていた・・・反省。

   寒そうな景色・・・

   この先に行きたいのだが・・・やめた(T_T)

それでも折角ここまで来たのだから・・・と、雪の中を突き進むことに。
そうだ!
沢に出れば雪も無いだろう!
なんてったって、水が流れているんだから雪は無いはずである。
↑「単純おばか」の私の発想。

だからそこまで行くのに大変なんだってば!

   猛然と雪をかき分けながら突き進むお二人!

Pさん、チューさんに私が続く。
私達は何をしているんだろう・・・・・

私達が雪と戦っている時、そこに一台の四駆が林道を走ってきた。
かる〜く通り過ぎてくれればいいのに
「何やってんだ?アイツら!」と言わんばかりにゆっくりとこちらを見ながら走らせている。
頼む!早く行ってくれ!こっちを見ないでくれ!
俺達に構わないでくれ〜・・・

自分達もあなたと同じ事を思いながらの行動なんだよ!!
(T_T)(T_T)(T_T)

   ヒザも余裕で埋まってしまう

そんなこんなでようやく沢に出てはみたが
水はちゃんと流れていて雪こそはないが
氷の世界がそこには待っていた。

ほらね!
やっぱり私は、お・ば・か

   沢もこんな感じで

結局、この場所ではどうにもならないと判断し、別な所へ車で移動である。

しばらく車でスケートを楽しむかのようにツルツルと滑りながら林道を走らせ
ようやく採集の出来そうな陽当たりの良い斜面へとたどり着いた。

   材割りバイキング(削り放題・・・)

陽が良く当たる斜面でも微妙な起伏の向きにより
まったく雪が無い場所と、ごっそり雪の残っている場所がある。

よせばいいのについつい材に誘われて豪雪地帯に踏み込んでしまう。
なにやってんだか(>_<)
これじゃさっきの場所と変わらん!
足もだいぶ冷たくなってきたので雪のない所だけにしよ(ボソ)

   ルリ産卵痕

直径5cm程の材にルリだと思う産卵痕を発見した!
その細い枝を手に取り、持ち上げようとしたが・・・
持ち上がらない・・・

俺はこんなのも持ち上げられない程に力がないのか?
と、一瞬考えたが
ただ単に材と地面とが凍り付いていただけだった。
そのままにしておいた(T_T)

   すぐに消えた食痕

結構どんな材でも食痕はあるのだが主がいつもいない。
昨年の春にもここに来ているのだがやはり食痕だけというのが多かった。
偶然か?

   赤いコメツキ

しまいにゃこんなの出て来ちゃうし・・・

   カバイロコメツというらしい

そろそろクワガタを出しとかんとやばいぞ!
遊んでいる場合じゃない!
と、頭の中を過ぎっていった。

折角、種の設定を甘くしてあるのに何も出せずにボウズは辛すぎる。
Pさん、チューさんは何か出してるのかなぁ?

   真っ黒で見えん!

そこにポコッとタイミング良く蛹室内のクワガタを割り出す事が出来た。
ヒメか?
それともアカアシ?
まさかコクワじゃないよな?
コクワは高山種ぢゃないぞ!
でも去年はコクワをここで出している・・・(-_-;)
この辺りはコクワの標高の上限だろうか・・・?
確か900位だったと・・・

   アカアシだった・・・

なんか複雑なご対面。
素直に喜んで良いのか?
それともアカアシじゃ不満なのか?

まあ、今回は良しとしておきましょう!


しかし、というか
相変わらず、というか
その後も大した成果もなくダラダラと時間だけが過ぎていった。

   今なら触れるスズメバチ(期間限定)

   ツヤハダ?みたいな胴体だけ(T_T)

途方に暮れながら斜面を歩いていると
地面に多数の朽ち木カスが落ちているのに気が付いた。
むむむ、自分達以外にもここに来る採集者がいるのか?
う〜ん、油断ならん!
と思ったが
上を見たら採集者が誰であるか判明した。

   キツツキだかゲラだかのレストランであった

私よりも遙かに上手である!
私は脚立があってもあそこまでは届かない・・・
あなどるべからずキツツキである。←意味不明・・・


その後、お二人と合流してみると
「マダラが出ましたよぉ!」と答えが返ってきた。

マ、マダラ?
知ってはいるが採集したことも、手にした事もない。
一度は見てみたいと思っていたので
すかさず「キープしましたか?」と訪ねた。
すると「あの材ですよぉ!まだでますよぉ!」

早速、自分も削らせてもらうが・・・
んんん?
えええ?
ど、どこ?どれなの?
マ、マダラってこんなに小さいの?
図鑑の中で見るマダラと大きな山の中で見るマダラはかなりのギャップがあった。

私にはマダラ採集が向かない事が分かった(T_T)

結局、Pさんに見つけてもらったのを一匹持ち帰った・・・

   マダラ、自宅で撮影(頼む、じっとしてて・・・)

最近つくづく思う事がある。
私はクワガタ採集には向いてないかもしれない・・・


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