01月20日(月)   東京都


最近、本当に納得がいっていない。
狙った物を狙った場所で採れていないのである。

毎回、狙った通りに採れてしまうのもこれまたつまらなくなってしまうのだが
採れない日々が続くのも結構しんどいモノである。

ただ単に私の採集方法が下手くそなだけなのかもしれないが・・・
しかし悔しい・・・

「コクワ狙いの採集」を実行してみたらどうなるのだろう?
毎回タコ採れで、コクワを浴びて、採集記も充実したモノになるかもしれない。
いや、その前に自分が納得出来るだろうか・・・(^^ゞ
やっぱり、無理・・・(T_T)

いや!狙ってしまうともしかすると採れないかもしれない。
コクワ狙いでボーズ?
うぉぉ〜!
考えたくもない!

とりあえず採れていない私の独り言で始まります。

   気持ちは河川敷に飛んでってます

最近の私の傾向を変えるべく採集として
お馴染みの河川敷材割り採集へと出かけることにしました。
もちろん狙いはヒラタであり、欲を言えば成虫なのであります。

ここにヒラタが生息していることは百も承知で、
なおかつその生息数もそこそこであることから、狙って採れる採集の一番の近道なのであります。

   林の、いえ!木のあまりない場所です

ネブトのようにいるかいないか分からない場所という訳ではなく、
オオクワのように他の採集者が多い訳でもなく、
東京産のヒメオオという訳でもありません!

ここには必ずいるんです!!
材に対する目の付け所さえ間違っていなければ・・・(^^ゞ
しかし、これが一番怪しい!

今回の採集で運気を一新し、次回からの採集に勢いをつけようという考えなのでありますが
果たして結果はいかに・・・・・

   簡単にすっぽ抜けた材

今日はかなり暖かい。
ジャンパーを着たまま土掘りをしていると大量の汗が吹き出てくる。
あまりの暑さにジャンパーを脱ぐが、汗で濡れた体が風に吹きさらされると寒い・・・
またジャンパーを着た。←なにやってんだ俺は?

   まだ根っこが残っている?という場所を掘る

狙いは当たっていたようで、土中にいくつかの根っこがまだ残っている。
その根っこを目当てにせっせと掘っていると、あれ?
掘り起こされた土の山にヒラタ♂がちょこんと乗っている。
「おおっ!やったぁ〜!」とはならずに
「あれれ!いつの間にかいるよ!」となってしまった情けない私がそこにいた。

   土まみれで出てきたヒラタ成虫

まぁ、ヨシとしよう!
一応は狙って採れたのだから・・・
しかしちっこい・・・

でも、もう少しドキドキしながら出てきてくれたのなら良かったのに(T_T)
食痕を追い続けて最後に蛹室からポコッと・・・みたいな・・・

   この材に入っていたと思われる

その後も数本の根っこを引きずり出してはみるものの成虫の姿は無い。
その付近の土を一回り大きめに掘り起こしてみても姿無し・・・

しょうがなく掘り出した材に一本ずつ斧を入れてみることにした。
結構固かった(T_T)
なんとか削ってはみるが、食痕はあるもののやはり姿無しである。

   やっと最後の一本の材からは幼虫が!

   ヒラタ♀でした

この場所は諦めて新たなる材を求めて河川敷を徘徊する。
それにしても今年は藪漕ぎがキツイ。
去年はもっと楽だったのに・・・うん?去年?
と、思ったところであることを思い出した。
去年やり残した材があったのだった!
その時はまだ早すぎて手出しが出来なかったのだが今年はもういい感じかもしれない。
うん!あの材だったら絶対にいけると思う!うんうん!
しかし、何処だったっけ?(^^ゞ

しばらく歩き回ってやっと見つけた!

   昨年、途中で諦めた立ち枯れ

根元は少し掘った跡がまだ残っていた。
んが!
今年もまだ早いみたい(T_T)
さて次、次・・・

   ヤナギの根元にあった太い流木

これもダメだった!

   水辺のヤナギに朽ちたヤナギ材が

これはいけそうだ!

   過去に抜け出たと思われる空の蛹室

しかし、出てくるのは蛹室跡ばかり・・・
それも良いサイズだろうと思われるものばかりである。
「かぁ〜!遅すぎた〜!」去年か?その前か?
そんなのが6つも出てきた。

やっぱり材割りの成虫出しはタイミングですね!
いくら良い材でも時期が早ければ幼虫だけの材だし、
かといってあまり古い材だと抜け殻になっちゃうし・・・
それが見分けられれば無駄な体力を使わなくて済むのに(^^ゞ

   最後に期待するヤナギの根枯れ

ここで携帯に連絡が入った。
ナント、野暮用が出来てしまった(T_T)
せっかくの「運気一新採集」が短時間で終わってしまうのであった。
ちくしょう〜!
こればかりは予想外であった。
時間はあと30分位しかない・・・
頼むぜ!最後のヤナギの根枯れ!!!

   が〜〜〜ん(T_T)(T_T)(T_T)

カミキリ、タマムシ担当者のPさんに是非とも持って帰りたい程のおっきいカミキリなのだか
とてもじゃないが私は触れない!この撮影が限界!
ましてや次回Pさんに合うまで家で飼うなんてとても出来ない!
なーんて、くだらないことを思いながらカメラに向けていた視線を少しずらすと
なんか黒いのが視野の片隅で動いた気がした。

   ぬおおおおっ!

寒さのせいで動きは鈍いが穴に潜り込み逃げようとしているのはすぐ分かった!
すぐにカメラをほっぽり投げ(実際はとても投げれないが・・・)
逃げようとするそいつのお尻を指で摘んだ!

指に伝わるその大きさは結構な大きさである。
「うおおお〜、やったぜぇ〜!」
ヒラタならかなりのサイズだぁ〜!!!
ここの場所での自己記録が55mmだが、それを上回るかもしれん!

しかし引っぱり出されたそのクワガタはヒラタではなかった・・・
残念(T_T)

   しかし・・・でかいぞ!こいつ!

今回は短時間の採集となってしまったが
目標であった「狙った物を採る」というものはクリアできた。

これを弾みに次回の採集でも調子よくいってくれればいいのだが・・・
果たして運気は多少変わっただろうか?
いや、変わっていて欲しい。

次回は高山種狙いの予定です。
↑狙う種に幅を持たせてあります(^^ゞ

   ヒラタ35mm。自宅にて撮影


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