10月26日(土)   東京都


怪しい姿で土手に立った。
自分で見てもかなり怪しい!
事情を知らない他人が見たらもっと凄く怪しく見えるに違いない!
なにげに人の気配を感じそちらを見るとたまたま犬の散歩をしている人と目が合ってしまった・・・。
ちょっと恥ずかしいのでそそくさと逃げるように河川敷に降りていった。
その姿は・・・。
カッパを着込み、足には長靴、背中にはリュック、片手には斧、もう片方には鉄パイプ・・・。
腰にはご丁寧に、ナイフ、シャベルがぶら下がっている!
そうです河川敷での材割りです!!
今回狙うのはもちろんヒラタ!!(コクワ狙いって聞いたことないよーな・・・)

しかし、いまだに河川敷のアシ、ススキは行く手を阻むかのようにボーボーと生えております!
やっぱりまだ早すぎる・・・(T_T)
これじゃ材など探せる訳がないっっ!!
でも、そろそろ以前の感覚を取り戻して来たる日の為に備えておきたいし・・・。
今回は>>1さん、花さんを拉致しての「河川敷の材割り強行突破!」という予定だったのですが・・・。
朝、目覚めると外は雨(T_T)
連絡を取り合い今回はいさぎよく「中止」としたのだが、どうしても諦めきれない私は
雨足の弱くなったタイミングを見計らって家を飛び出してしまった!←おバカ
幸いにも雨は徐々に弱まり、回復に向かっているようだ。そう思いたい・・・。
さて、どうなることやら・・・。

まだアシ、ススキが健在なのは百も承知であったので
それらの少ないニセアカシア林の中を歩き回ってみることにする。
とはいっても、そこに行くまでに、う〜ん無理がある・・・。

   林にたどり着くのはいつのことやら

鉄パイプで草と戦いながらじわりじわりと進んでいくとようやく目標地点が近づいてきた。
蜘蛛の巣は所々にあるが、毛虫のいないことを信じてそのまま突き進む。
途中で足元付近からキジがけたたましく鳴きながら飛び立つのにちょっとビビリながらも
なんとか到着・・・これだけで疲れた。

   林の中は少しまし

それではと早速材を探してみると、
結構簡単に一つ目を発見する事が出来た。
しかしこういう材にヒラタはまず入っていない・・・。

   表面に焼けた跡のある太い材

斧を入れてみるとすぐに太い食痕が現れたが・・・。
あまり乗り気のしない感じの食痕だがとりあえずたどってみる。

   まあまあ太い食痕

するとポコッとお尻が出てきた。

   こんちは!顔見せてみ!

きみは、たぶん、あの〜、やはり、そうだよね(T_T)

   そうだった・・・

今後、我が家にいやでも増えるであろう君達をしょっぱなから沢山持ち帰る訳にはいかない。
なのでこの材はこれでおしまい!
さて次、次・・・。

少し進むとまたもや同じ様なオーラを発する材が一つ目に付いた。
中身が解っているのに朽ち加減が良さそうなのでついつい斧を・・・。

   丸太といった感じの切られた材

はじっこを少し叩いてみるとやはり食痕が現れる。

   いつものコクワくんかな・・・?

もう少し、と斧を入れ直すと「ぼここっ!」と材が崩れた・・・。
すると中から大小さまざまなサイズの幼虫くん達が一気に出てきてしまった。
あ゛〜っ、何て事を・・・。
出てきてしまった彼らを渋々とケースに詰め込む・・・こんなに増えちゃった。

   いつものコクワくんでした(T_T)

ヒラタ材はこういうのじゃないことがわかっているのに!
この近辺の今までの経験上だとアカシアの倒木の根の部分にヒラタが入っていることが多い。
当然、根を叩く訳なので土を掘り起こす必要が出てくる。
どうしても重労働になってしまうのでかなりの覚悟が必要である。
今日はヒラタ狙いではあるが、雨の中!
重労働+どろどろ、という結果になるのに少々抵抗があった・・・。
今度晴れた日にしよう・・・。←すっかりやる気ナシ!

   今一つパッとしないが・・・

感じとしてはこんなところだがちょっと今回はパス!次回にとっておこう!
地面から出ている部分は朽ちてなく、掘り出した根が多少朽ちている程度が望ましい。
いかんせん掘り出してみないとわからないので当たりはずれも避けられない。

気分を変え川を歩いてみることにした。ただ何となくですが・・・。
川の流れの緩くなった場所では結構大きなコイが多く見られる。
まぁ、そんなことはどうでも良いのですが・・・(^^ゞ
もう少し足を進めた所でカメラケースをかついだ人がカメラをセットしようとしている。
何を撮りに来たのか声をかけようとしたがその方の被写体はすぐに解った!
その方の少し先にはカワセミが飛んでいたのだった。
枝に止まったカワセミをしばし私も眺めていると、カワセミは何かのタイミングでいきなり水中へダイブ!
初めて見る光景に私も少々感動!
狙った魚は捕れなかったようだがもの凄い速さだった・・・。
私もカメラに収めたかったがこのカメラじゃ無理!

   帰りは歩きやすい所をてくてくと

少し滑るが粘土質の平らな部分を歩いて帰ることにした。
そこで出会ったのが・・・。

   なにしてんの?おまえ・・・

採集にはもう少し時間をおいて出直してこよう。
来月いっぱいは無理かなぁ〜?


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